カラコンの中心厚とは
カラコンの中心厚とは、コンタクトレンズそのものの厚みを表す言葉であり、CT(Center Thickness)と表示されることもあります。
一見してどれも同じ厚みのように見えるカラコンですが、実はメーカーや製法によって厚みは異なっており、CTは厚いものから薄いものまで様々です。
仮にCTが0.07と記載されているカラコンの場合には、そのカラコンの厚みは0.07mmであることを意味しています。
カラコンは色素を含んだプリント面を挟み込んで製造している場合が多く、通常のコンタクトレンズと比較するとCTの数値が大きくなりがちです。
薄いカラコンの長所と短所
CTの数値が小さいカラコンは、酸素を吸収できる量が増えるため、目が充血しにくく、ゴロゴロとした異物感も覚えにくいということが一番の長所でしょう。
特に長時間カラコンを装着することを前提としている方は、できるだけCTの数値が小さいカラコンを選んで購入すると快適に過ごすことができるのです。
カラコンの薄さを重視して購入する方も多く存在しているため、各メーカーはCTの数値の小ささをセールスポイントにしている場合さえあります。
反対に短所となるのは、レンズそのものが薄くなるだけ耐久性という面では劣ってしまい、破れやすくなってしまうという点です。
厚いカラコンの長所と短所
CTの数値が大きいカラコンは、厚みを持つことから形状の変化が起こりにくく、破れにくいということが大きな長所になります。
少々の水分不足に陥ったとしても大きく形状を崩すことがありませんから、目の中で歪んで異物感を与えたり、不快感を覚えにくいことが特徴です。
ただし、代償として酸素が通りにくくなってしまうという難点があり、長時間装用していると充血を起こすリスクや、眼病を患うリスクも高まってしまいます。
総合的に考えるとなるべく薄いカラコンのほうが優れていることは間違いなく、特に初めてカラコンを購入するという方は、CTの小さい商品を優先すると良いでしょう。