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カラコンの含水率はどう違うのか

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カラコンの含水率とは

カラコンには含水率という数値が存在しており、この数値はレンズに含まれている水分の割合を示しています。

含水率の数値が大きければ大きいほど、より多くの水分を蓄えることのできるカラコンであり、反対に数値が小さければ小さいほど、少ない水分で装用できるカラコンです。

カラコンの含水率は35~40%前後となっていることが一般的であり、50%以上の含水率のカラコンを高含水率、50%以下のカラコンを低含水率と呼んで区別します。

それぞれのタイプに長所と短所があり、一概にどちらが優れているとは言えない性質のものですから、実際に使用した際の好みで高含水率か低含水率かを選ぶと良いでしょう。

高含水率カラコンの長所と短所

高含水率のカラコンは、水分を多く含んだ状態で装用できるため、着用時にすんなりと目に入れることができるほか、柔らかく着け心地が良いという長所があります。

酸素の透過率が高いことも高含水率のカラコンの特徴的なポイントになっており、酸素が行き届きやすくなるため、充血するリスクを抑えることも可能です。

その反面、高含水率のカラコンは多くの水分を必要とすることから、目の中の水分を過剰に奪ってしまい、ドライアイを招きやすくなることが懸念材料です。

また、レンズの性質上、汚れが付きやすいということも難点と言えるでしょう。

低含水率カラコンの長所と短所

低含水率のカラコンは、水分が少なくても形を崩さずに使用できるという特性を持っているため、目の中の水分を過剰に奪うことが少なく、ドライアイのリスクを軽減できます。

目が乾きにくい設計になっているので、装用時に頻繁に目薬を使って点眼しなくても特別な不快感を覚えることがありません。

ただし、装用前からレンズに含まれている水分が少ないので、すんなりと目に入れにくいということが難点となり、低含水率のカラコンを使用している方の中には、コンタクト装着液を使用する方も増えています。